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赤外線を導入された方及び導入を検討中の方への有償個人向け及び少人数セミナーの案内です。
SST研究所では、2005年赤外線サーモグラフィTVS200を導入し外壁調査業務を開始しました。当時はもちろん分析する能力もなく、福岡・大阪・横浜・東京他でセミナーを受けました。しかし赤外線分析は奥が深く、赤外線分野からの撤退を考える時期もありました。悩みに悩んだ時期でもありますが、最後の手段として2010年RC造タイル貼り建物の所有者の方に、研修目的での赤外線調査の申し入れを行い、了解を得て撮影及び全体壁面積の40%程度は打診も行っています。報告書は当時と4年後2回提出しています。SST研究所の今があるのは、間違いなくこの研修のたまものです。
また不定期で撮影に行っていますが、その回数が100回を超え、他の研修建物との合計では2019年200回を超えました。
私たちが2005年~2010年に悩んだように、現在悩みのある方向けのセミナーとなります。

200回の研修及び実務でわかったことを話す予定です。内容は以下の通りです。
1.結果的に9年間で1月~12月までのデータがありますので、撮影月の違いで分析力に差が出るか。
   赤外線撮影はいつが良いのかというテーマで、研修しています。
2.午前7時から夜間までのデータがありますので、東・南・西・北面各々時間による分析力の違い。
 太陽の日射角度と高度についての研修です。
3.夜間調査が有効な理由。各シーズン各時間ごとの多くのデータがありますので紹介します。
 日没前1時間~深夜まで30分~1時間ごとのデータがあります。
4.日射があっても浮きがわかりづらい時間帯と容易にわかる時間帯の差について。
5.常識外れと思われる雨天撮影の理由。ゲリラ豪雨時の撮影画像をお見せします。
6.風速・日射角度・日射高度・撮影角度その他これまでの研修でわかったことを話します。
7.撮影時のデータが、良い悪い、使える使えないの確認方法について。

研修だけは周りからまだやるのと言われるほど行っていますので、知っていることは時間の限りお話しします。
それでも研修に終わりはなく、この訪問研修後はお互いに情報交換できればと願っています。