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14年11月3日の福岡の天気は、朝の時点で晴れの予報でした。当日は、熊本事務所にて赤外線外壁タイルのパソコンによる分析予定でしたが、日陰面が残っている福岡のマンションへの撮影準備に取り掛かりました。この場合、最優先事項は福岡の空模様の確認と気温上昇の確認です。スマートフォンで確認した所、日較差(最低気温と最高気温の差)が3度となっていたので、撮影は中止、予定通りの画像分析業務となりました。
日較差3度ということは、気温の上昇はほとんどないということですので、弊社の機材・技術力では、日陰面の分析は無理と考えています。日陰面ではなく
日射がある部分については、日較差6度未満の場合再度撮影していますが、過去の研究データでは日較差4度で最高の画像が分析できたこともあり、良いほうのデータを使用します。
但し、日陰面は気温の上昇(できれば激しい)が絶対条件です。社内の分析規則では、直前3時間の気温上昇が4度以上または3度以上となっています。できれば5~6度以上ほしいのですが・・・・
夜間撮影画像の分析規則は、直前2時間の気温低下が1.5度以上です。但し、浮いていると思われる場所がある場合、昼の周囲との温度差の20%程度周囲より低い温度であればOKとしています。つまり、昼周囲より3度高い部分が夜間0.6度程度低い場合は、採用できるデータとなります。
※特殊建築物定期調査対応プランでは、夜間撮影は絶対必要ではありませんので、1回限りの撮影となります。