非破壊調査事例

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福岡(092-260-7303)・大阪(06-6944-7177)
熊本(096-344-0775)・東京(042-697-9593)
赤外線サーモグラフィの機材紹介その他は、鉄筋探査より下段となります。
鉄筋探査画像集
中古住宅売買の為の住宅基礎探査


駐車場土間コンクリートの鉄筋確認


あと施工アンカー工事の為のコンクリート床鉄筋探査

  
堀車庫・擁壁等の探査

 
パソコン分析画像
建物増改築の為の擁壁鉄筋探査  W筋、鉄筋間隔200mm確認
掘り込み車庫での探査もあります。

  

かぶり調査を重視した柱フープ筋鉄筋調査
充分なかぶりを確認する。


鉄筋調査かぶり・位置集計表

①鉄筋かぶり厚の機械値・実測値比較表

鉄筋を見る為の探査を、大阪(堺・津久野・千里・枚方・泉大津・阿倍野他)・兵庫(三田・西宮・神戸)・京都(伏見桃山)・奈良(生駒・奈良富雄北)等関西地区及び福岡(福岡市・糸島市・北九州市)で合計200個所程度行っています。
結果が残っている10マンション76個所のデータ表を作成しました。
これは、探査した場所のハツリ後でしかわからない実際の位置と、実測かぶりを知ることができた、SST研究所の貴重な財産です。(通常調査では鉄筋を避けますので、私達には鉄筋の状況はわかりません)
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この写真で、鉄筋までの深さ(かぶり)はRCレーダー95A機械値縦筋47mm横筋57mmです。コア抜き後のスケールで計測した縦筋実測値55mmということがわかります。(写真コア抜き個所の左57mm横筋・上47mm縦筋・下実測値55mm)鉄筋位置はガムテープ縦ラインの真下で、ほぼ的中しています。

RCレーダー位置精度

ほぼ的中69個所 1.0cm程度のずれ3個所 1.5cm程度のずれ2個所 不明2個所
精度は非常に高く、1.5cm 不明個所の原因は私たち探査者にある可能性もあります。

鉄筋かぶり機械値・実測値比較

10マンションそれぞれのかぶり平均値80-90%であり1箇所も実測値以上の値なし。例えばかぶり2.5cmの鉄筋が検出された場合、実際には3.0cm程度はある可能性が高いと思われます。
※やや浅い数値が出ることは、ほぼ的中だが一部+-ありより良いと考えます。少なくともかぶりが機械の数値以上はあると思われるからです。
かぶり不足の可能性がある部分は、以下の電磁誘導法での探査となります。

電磁誘導法の機械は弊社過去のかぶり誤差検証で、3.0cm以下のかぶりの場合精度が非常に高くなっていますので、RCレーダー等の電磁波レーダー法の機械で素早く探査を行い、例えば3.0cm以下の鉄筋のみ電磁誘導法で確認する方法をお勧めしています。

現在ストラクチャースキャンEZとRCレーダーの比較検証中です。今後、2-3人によるRCレーダーとEZ同時探査、鉄筋かぶりがすくない部分の331等電磁誘導法の機械によるスポット探査を確立します。なお、上記探査マンションは築10 年から30年経っており、かぶり誤差はコンクリートの含水率の低下が原因と思われます。

②鉄筋かぶり厚、部位別集計表

福岡・兵庫・大阪・京都・奈良の14マンションの鉄筋に関する構造調査の、柱・梁・スラブ壁の各10-25か所のかぶり集計表を作成、棟ごとのかぶり平均値を出しています。

一部抜粋(6マンション各部位ごとの平均値)
1.柱フープ   4.6 4.0 3.9 4.0 4.9 4.5cm
2.スラブ床   4.6 7.9 7.0 4.0 9.0 6.9cm
3.スラブ天井  2.2 2.6 2.2 24 2.4 2.6cm
4.梁側帯筋   4.8 5.5 6.2 6.8 5.7 4.3cm
5.壁      3.7 3.8 4.8 4.8 4.5 4.4cm

事例 1 マンションの鉄筋調査

RCレーダーにて、構造図と同じ配筋になっているかを調べます。また同時に鉄筋までの深さは充分かも調べます。

①柱 鉄筋探査

構造図柱リストより 調査対象柱C6の主筋の本数およびフープ筋のピッチを調べます。
100_2440

調査面 主筋本数8本 フープ筋 ピッチ100mm

RCレーダーにて測定 主筋
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上記画像データより、幅115cmの面に8本の主筋(平均深さ6.2cm)があることを確認
8本目の左隣の浅い山は壁の鉄筋です。

RCレーダーにて測定 フープ筋

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②耐力壁 鉄筋探査

構造図壁リストより 調査対象耐力壁EW15の鉄筋間隔(ピッチ)を調べます。

調査面 縦筋横筋共 ピッチ150mm

RCレーダーにて縦筋測定
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設計ピッチ通りの配筋間隔(150mm)を確認する。

事例 2 鉄筋の表面からの深さ(かぶり厚)が充分か確認のた為の鉄筋探査

大規模修繕工事期間に外壁を探査しました。この改修時期は、足場がありますので簡単に探査が可能であり、またすぐに対策を施すことができます。この団地型マンションでは、全棟全階両妻面の窓下にて実地されました。

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ストラクチャースキャンEZ・RCレーダーでかぶり厚が少ない箇所では331²B(電磁誘導法)にて再度探査します。

内部からの外壁かぶり調査事例
下の画像でコンクリートの厚み及び外壁側の鉄筋位置がわかります。
1.内壁側の鉄筋 2.外壁側の鉄筋 3.コンクリートの厚み
よって、3から2を引き、鉄筋の直径を引くと外壁鉄筋かぶりとなります。
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赤外線サーモグラフィーによる外壁調査診断部門

使用機材

H2630
TVS-200 望遠レンズ付き

赤外線サーモグラフィー本体

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赤外線カメラによりタイルの浮きを把握します。(改修済み)
下の赤外線画像中央3F床ライン下の柱右側3列に異常高温部分があります。打診で浮が確認されました。
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参考熱画像

赤外線サーモグラフィーは外壁等の表面温度を計測する機械です。下記の左側木造建物は、柱・筋交いを透視しているものではなく、あくまで表面温度の違いを表しているだけです。当社の機材ではアメリカ映画のように、建物の中の動く人間を熱画像で表すことはできませんが、表面温度の違いから、コンクリートの建物の場合、タイルの浮き等を見つけることができます。この画像の撮影目的は、後ろにある鉄筋コンクリーのマンションですが、分析する温度帯を変えて分析しています。この画像ではマンションが消え、マンションを分析する温度帯域では、木造建物が消えます。

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木造筋交及び柱

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