コンクリート造の建物・土木構造物を非破壊で鉄筋探査します。
橋梁(床板水抜き・橋脚補強その他)鉄筋探査
床板に関して、電磁誘導法での鉄筋位置調査依頼もありますが、特に古い橋ではかぶりが深いケースが多く、電磁波レーダー機種使用の場合もあります。施工業者及び発注者である役所からの依頼では、個所・㎡での見積り依頼もありますが、弊社では、1日当たりでお願いしています。1日4か所(通行止め、深夜作業の為)の場合もあり、数十か所の場合もあるからです。
建物鉄筋探査
コア抜き・アンカー工事には、弊社の場合電磁波レーダー法の機械ストラクチャースキャンEZを使用しています。理由は、赤いレーザー光が的確に鉄筋位置を示すからです。(鉄筋調査ページをご覧ください)
鉄筋かぶり調査の場合、主要機種はRCレーダー95Aになります。素早い調査・画像データの保管、優秀な解析ソフトにより、低価格な報告書作成が可能です。過去の鉄筋を見る調査100か所データの全てで、実測された値より若干浅い数値(一部ほとんど実測値と同じデータ)になっています。よって、少なくとも機械値の数字以上のかぶりが、実際にあると思われますとお話しできます。
(例)機械値:鉄筋を見るコア抜き後実測値
41:45 39:42 36:43 44:48(神戸市東灘区 築10年)
41:43 47:56 47:51 39:42(大阪市阿倍野 築11年)
30:32 36:36 41:51 49:60(奈良市 築9年)
27:38 36:42 39:50 36:43(大阪市福島 築25年)
電磁誘導法の331²は、かぶり調査でかぶり不足が判明した場合の確認作業に使っています。
今回は、その一番使用が少ない331²の優秀な性能についての説明です。
SST研究所では、過去に福岡市・鳥栖市・北九州市・大阪市・京都市などで単独又は他の調査会社と合同で多くのかぶり調査を行いました。調査前に機械精度のテストを実施することが、比較的多くありました。その結果は、弊社の機械331²・他社の機械プロフォメーター共に20mm程度の鉄筋かぶりでは、誤差なしか1~2mm程度の誤差になっています。
かぶり調査は電磁誘導法のみでも引き受けしますが、お勧めは低価格化が可能で、画像データ添付もできる2台使用プランです。
1.電磁波レーダー法RCレーダーで画像データーを保存しながら探査、30mm未満など浅いかぶりにチョーク等でチェックし、その部分のみ電磁誘導法を使用します。
2.電磁波レーダー法ストラクチャースキャンEZを使い、赤いレーザー光にて鉄筋位置をチョーク等でチェック(かぶり値を見ないで素早く探査)、その後チェエクされた全てを、電磁誘導法にて調べます。
電磁誘導法331²
上画像右写真で、液晶に27mmと表示されています。爆裂部分で計測した結果、大きな誤差はないと思われました。
ガムテープのRC24は、RCレーダーでの探査値24mmであることを表示しています。