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建物赤外線診断 外壁 赤外線と打診調査 大阪・神戸・福岡・北九州調査
特殊建築物定期調査報告、タイル落下・膨れ建物外壁調査
外壁赤外線調査の場合、手の届く範囲の打診調査を含むケースが大半となります。(調査会社・設計事務所さんからの依頼の場合、赤外線のみのケースもあります。)最近の2014年9月~2015年3月までの調査でも、福岡・佐賀・熊本・兵庫(神戸)等の調査で長尺打診棒を使っています。
2013年の大阪府内調査は打診なしの予定でしたが、外壁補修済み部分に異常高温部分が多くありましたので、確認の為長尺打診棒を使用しました。

特殊建築物定期報告における赤外線サーモグラフィ外壁診断の場合、九州地区では手の届く範囲は打診となっていますので、1階部分や各階廊下・階段室は打診範囲です。但し2015年より地上より1m未満の高さまでは、希望される場合を除き打診していません。
私達は通常の手の届く範囲の打診に加えて、可能なら地上より、2m・3m・5mの打診棒を使い3階に近い部分まで打診します。その理由は、周囲より温度が高い壁面(異常高温部)全てが浮いているとは限りませんが、その異常高温部分に打診で浮きを確認できたら、打診できない部分にある同様な異常高温部分もまた浮いている可能性が高いと思われるからです。同様に、異常高温部分が浮いていない場合は、打診できない部分の同様な高温部分は、浮いている可能性が少ないとなります。
赤外線調査の一番下段にあるyoutube動画は、赤外線での異常高温部分3か所各タイル1枚の打診調査風景です。異常高温部分3か所は全て、浮きが確認されていますが、その他に1枚赤外線で温度差が出ないが浮きの音がするタイルがありました。その浮いている打診音に、赤外線での異常高温部(カンカンカン)とそうでない部分(キンキンキン)とで音の違いがあります。その打診音の差は、タイルとコンクリートの間の空気層の差と思われます。つまり、赤外線で温度差が出ない部分は、接着力はなくなっているがタイルは離れていない(空気層がほとんどない)ということが考えられます。
そのキンキンキンという音の場合、ある建築士の方の意見として、驚きの見解ともいえる別の見解もあります。(実際にタイルを剥いで確認されています。)
SSTでの研究結果ではありませんが、詳細は弊社セミナーでお話ししています。