これからの画像はあくまで写真ではなく、約30万箇所のそれぞれの温度に色(濃淡)をつけたものです。その結果あたかも写真のようになったり、面白い画像になったりもします。仕事ではなく趣味の世界ですが、多くの人に見ていただきたく公開します。
テーマ 宇宙人の訪問
震災前の熊本城です。
真冬の並木道
博多駅
上記モノトーン画像は、外壁調査においても使用する場合があります。理由は、反射と浮きが混ざっている場合などは、カラーよりわかり易い画像となるからです。
赤外線サーモグラフィーは、写真ではありません。30万(H2630)箇所の温度を測る機械ですので、ジェット機の排気熱(画像白い高温部分)のように、目に見えない熱をとらえたりします。地震で崩れた建物の中が暗くても、人が生存している場合、その人の体温で場所を検知できるはずです。
亡くなっている方と、生存している人の見分けもできます。動かない人の生死を確認できる機材です。残念ながら私たちの赤外線サーモでは、崩れた建物の隙間からの作業は出来ません。是非隙間から侵入できるような、レンズが本体から分離した機械は出来ないでしょうか。
このような、いわゆる赤外線ファイバースコープといった物がすでにあり、私が知らないだけかもしれませんが、地震などの報道で見たことはありません。もしまだそのような機械がないのであれば、官民一体となった開発及び全国への配備を関係者の皆様、切に希望します。
2013.4.22追記
今朝ニュースで中国の地震報道があってました。倒壊したコンクリートに挟まった女性の画像がテレビ中継されていましたが、カメラに映る物はサーモグラフィーにも映りますので、隙間から侵入できなくても、意識のない人の生死の確認は私たちにもできます。まだ完全にお役にたてるかわかりませんが、もし少しでも助けられる可能性があるのであれば是非活用していただけませんでしょうか。