福岡(092-983-7982)・大阪(06-6944-7177)・熊本
限界角度を大きく超えた撮影画像
後退できない現場を想定して見上げて撮影しています。
実際には、適正な角度での撮影もおこなっています。
撮影角度は水平30度、上下45度を大きく超えた画像ですが、限界以内で撮影する場所がない場合、著しい浮きを探す為にも可能な限り撮影します。
大阪市内特殊建築物定期調査マンション外壁調査事例
南バルコニー面をほぼ真正面から撮影した画像に、西面が非常に浅い画像で写っていました。その西面には広範囲な著しい浮きが3か所見つかっていますが、南面画像でもいびつな形ですが、浮きが確認されています。
7月の西面 快晴微風
午後3時10分(左) 午後3時50分(右)
※西面はこのようなわずかな時間差で浮きが見つけづらくなります。
右画像下段の横目地より上下に黒くなっている部分は、壁面温度が高く実際浮いています。
縦目地右の横目地上半円形部分も打診で浮いていた部分ですが、左3時10分画像では確認できません。
(高度と方位の関係等研修中)
上記画像2011年7月28日16時 西面に90度の方向より日射、太陽高度は40度となり最良の条件と思われます。
2014.2月
西面適切撮影時間表作成開始しました。2月の場合上記時間帯、3時10分・3時50分に大きな差はなく(3時50分がベスト)、どちらも弊社基準クリアしています。予想では6月は4時代後半の基準クリア可能性があり、12月の3時50分は厳しいと思われます。
2015.2月中旬
やや北向きの西面(研修建物)、冬季一番難しい面ですが、午後4時30分撮影画像(太陽高度17度)で、SST研究所分析基準をクリアしました。
今後冬から春にかけてこの研修建物は、午後3時から4時撮影で年間最良の分析画像が期待できます。
外壁の浮き(福岡市内で撮影)
昼3.6度高温な壁面が、夜間2.9度低くなっています。通常は昼の温度差の20%から50%の低温化(弊社経験値)ですので、昼間の画像は撮影条件が悪かったと思われます。このような昼夜逆転現象の場合浮いている確率は非常に高い。
打診の結果よこ1列10枚程度浮いていた画像
左画像7月撮影東に傾いた北面7時20分撮影、右画像12時間後の夜間撮影画像
上記建物の様にやや東向きの北面は、5月~8月にかけて早朝の日射による分析が期待できます。
特殊建築物 定期報告等の赤外線画像は最後にあります。
鉄筋探査画像
ストラクチャスキャンーEZによる鉄筋調査
上2枚は本体液晶画面にW筋(上下の白い山)、鉄筋と鉄筋の間に壁の厚さ(丸く黒い部分)を表示しています。レーザー照射にて鉄筋位置も表示します。 (マンション壁面調査撮影画像)
上の2枚は屋内ですが、この写真は日中の屋外写真です。液晶の明るさは十分であり、レーザー照射もはっきりと確認できます。
(橋脚調査撮影画像)
液晶画面右(左写真)と左(右写真)浅い部分にCD管と思われる山形波形が見られます。
(マンションでの公開鉄筋調査説明会 撮影画像)
探査機の精度確認
鉄筋露出箇所にてかぶり厚実測調査
実測値約27mm
RCレーダーにて鉄筋露出箇所のすぐ上を探査(RCレーダー95Aによる鉄筋調査)
液晶画像の縦の白線が、赤い山型の頂上に来た時に鉄筋は機械最後部にあります
かぶり厚機械値24mm
次に331²(電磁誘導法)にて探査
331²機械値27mm
露出箇所の下を探査
331²機械値28mm
鉄筋は2機種の示した位置に正確にあり、かぶり厚さは予想通りでした。RCレーダーは含水率が低下した既存のコンクリートの場合やや浅めの数値となることが当社の過去の鉄筋を見るコア抜きで確認されています。
30mm前後の浅い鉄筋探査には電磁誘導法である331²を併用することにより、非破壊探査の精度を向上することができると考えます。
かぶり不足で問題になる30mm以下の鉄筋探査では、電磁誘導法が精度が高いことは、プロフォメーターを使った探査でも経験しています。
EZを使用した探査。鉄筋露出箇所に正確にレーザー照射されています。日中の外部の撮影にて見えにくくなっていますが、機械液晶画面の真下露出鉄筋の最上部が赤く照射されています。
画像1
実際のかぶり厚測定と鉄筋の状況観察の為のコア抜き(中性化テストも兼ねます)
縦筋位置探査
続いて横筋位置探査
十字の位置で縦・横筋が交差していると考えられる
縦筋機械値82mm
横筋機械値61mm
よって、コア抜くと横筋が見えてきます
コア抜き後の画像
横筋が見えましたが、機械値よりやや深いかぶり厚67mmが計測されました
画像2
RCレーダーとプロフォメータの両方を使った探査。どうしても2機種で鉄筋位置が違ったその理由とは?
画像3
鉄筋を見る為ののコア抜きデーター集(九州及び関西地区)
画像4
RCレーダーに水分は大敵だが?
水を抜いた水槽底版調査
底は平滑ではなく水溜りも多数あり、最初は調査断念する(機械が2度と使えなくなる可能性があった)
合板他数種類の材料を利用して探査を試みるデータ分析は難しかったが、探査は無事終わった
画像5
鉄筋探査風景(土木編)
槽側壁の鉄筋探査(アンカー工事) 頂版鉄筋探査(アンカー工事)
アンカー打設の為の鉄筋探査
自動車専用道路にてコア抜きの為の鉄筋調査
画像6
赤外線カメラ(サーモグラフィー)外壁調査
撮影地域
九州地区 福岡市・北九州市・熊本市・長崎市・大分市他
関西地区 大阪府・京都府・兵庫県・奈良県他
マンションバルコニータイル剥離
現状把握の為の調査(特殊建築物等定期調査報告来年使用予定)
外壁タイル剥離(中央柱の赤・ピンク部分)
マンション大規模修繕調査
オフィスビル妻面のタイル剥離
特殊建築物等定期調査報告
赤外線カメラ夜間撮影画像
タイルが浮いている場合、昼間は周囲より壁面の温度が高く、夜間逆転し低くなります。下記画像で一番高い色は白色で、赤・黄・緑・青の順番で低くなります。
1月気温マイナス2度快晴での赤外線カメラ撮影画像
秋のデータより他の箇所を含めて劣ってはいません。
上記画像モノトーン分析
中央左部分が浮いていることが、わかりやすいと思われます。
(事務所ビルタイル壁妻面)