福岡(092-526-3255)・大阪(06-6944-7177)・熊本 外壁赤外線調査診断
昨年のコラム”特殊建築物外壁調査 赤外線カメラ” では、平成20年の福岡における特殊建築物定期報告制度説明会で、赤外線は打診等に含まれますという回答であったと書きました。平成25年の同じく福岡の説明会では、5年経過していますので赤外線の認知度は高く、質問は費用に関することに変わっています。大阪についても、基本的には同じと考えられますが、行政による運用の違いがあるかもしれませんので、調べてみました。
大阪建築防災センターのホームページより(特殊建築物定期調査報告)
Q5外壁の打診調査を、赤外線による調査にかえても有効でしょうか?
A5有効です。打診調査にかわるものとして、赤外線調査が認められています。しかし、その判断には経験と洞察力を要しますので、専門家とよくご相談ください。
電話でも問い合わせしました。
Q.手の届く範囲は打診でしょうか。つまり打診との併用でしょうか。地上より1m未満の高さまでは危険性ないと思いますが、調査すべきですか。
A.はっきりとした規定はありません。調査者の判断で、より良い方法でお願いします。

基本的に、九州・関西でのSST研究所の調査方針は、今までと同じです。1階部分2.5~3.0m程度の高さまで及び廊下階段の手すり壁は手の届く範囲と考え打診します。(赤外線だけの依頼の場合はSST研究所調査対象外)
1m未満の高さまでは、依頼があった場合のみ打診します。
これ以外の、例えば1階から長尺打診棒による2階部分の外壁や2階部分のバルコニー手摺壁打診調査は、目的が赤外線分析精度を向上させる為ですので、赤外線撮影のみの料金で行います。

※赤外線撮影・分析部分の一部を打診する理由
外壁が周囲より高温になる原因は浮きだけではありませんが、高温部分の形状で、浮いている可能性が高いと思われる場合があります。例えば目地から半円形に高温部分がある場合などですが、その場合でも絶対ではありません。逆に浮いている可能性が少ないと思われる高温部分もあります。
その様な異常高温部分が、打診できる2階にあり、同じような形状の高温部分が高層階にあった場合、打診できる2階が浮いていた(浮いていいない)場合は、高層階も浮いている(浮いていない)可能性が高くなると思われるからです。

目地から始まる半円形の高温部分で、夜間周囲より低温になるタイル壁が打診で浮いていなかったケース。(確率的には低いが数例あります)
SST研究所で現在も研修中の課題ですが、下記①②は現時点での見解です。
①タイル貼り替え以外の補修が行われていた。
②打診でわからないジャンカ・空洞があった。

その他の要因の可能性もありますので、今後も研修は続けます。