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梅雨の期間は現地での調査業務が難しく、毎年社内での研修期間としています。
今年は、過去の研修の中で7年間100回以上の撮影をおこなった建物データの見直しをおこないました。

①7月晴れから急にいわゆる集中豪雨となったデータ分析
赤外線の常識として、雨が降ったら中止は弊社も守っていますが、急激な壁面温度変化がもたらす好結果の可能性はないのだろうかという疑問から強行撮影しました。横殴りの土砂降りという状況で、車の中から窓を開けて、それでもずぶ濡れになりながらの撮影となりました。
下の画像の上は快晴時画像、下は今回の画像ですが、比較のため温度と色の関係を逆にしていますので、赤いところは壁面温度が低くなります。
今回の結論は、通常の好条件夜間撮影より、周囲との温度差は大きく昼間のデーターに近い。但し、昼データでわかる全ての浮きがわかるとは言い切れない。よって、夜間撮影の代わりにはなりえるが、昼間の代わりとはならない。

②浮いていると思われる部分の変化
上2012年6月 下2012年10月浮き拡大と上2013年7月 下2015年7月赤外線新規発生  
4ヶ月後と2年後撮影事例